時間の価値の話|残業代2,000円で売っていい時間なのか

生き方

はじめに

前回の記事では、
R>Gという考え方や、
お金に、資産に働いてもらうという感覚
について書きました。

今回は、
その話を踏まえたうえで、
今の私が考えている
時間の価値について書いてみようと思います。


お金が「支出の一部」を肩代わりする感覚

過去の記事でも触れたことがありますが、
資産が少しずつ育ってくると、
お金が、生活の中の支出の一部を
肩代わりしてくれている

そんな感覚を持つようになりました。

たとえば、
その年に得られた資産収入が20万円あったとします。

それを、
「その年の車検代は、
実質、資産が払ってくれた
と考えることもできますし、

「その年の家族旅行1回分は、
実質、資産が払ってくれた
と捉えることもできます。

つまり、
自分が働いて稼いだお金ではなく、
資産が、生活にかかる支出の一部を
受け持ってくれている

という感覚です。

私は、この見方がとても大事だと思っています。


支出だけでなく、収入として考えてみる

この「肩代わりしてくれる」という感覚は、
支出だけでなく、
収入の側から考えることもできると思っています。

つまり、
本来自分が働いて得ていた収入の一部を、
資産が代わりに担ってくれている
と捉えることもできる、ということです。

この見方を考えたとき、
私の中でいちばん最初に思い浮かんだのが、
残業代でした。


例えば、
20代の残業代って、
時給換算で2,000円前後だと思うんですが、
それで月に40時間残業したとします。

額面では8万円ほどですが、
手取りにすると、
5〜6万円程度になることが多いでしょう。

これを1年間続けると、
おおよそ
70万〜80万円ほどになります。

一方で、
1,000万円の資産を
年率8%で運用できていれば、
理屈の上では、
それと同じくらいの金額を、
時間を使わずに得られる

とも考えられます。


残業

残業。
これは、
私がこの世で最も嫌いな
二字熟語のひとつです。

もちろん、
残業そのものをすべて否定したいわけではありません。

たとえば、
業務が立て込んでいるときに
「ここまでやっておきたい」と納得して行う残業や、
少し前倒しで仕事を終わらせるための残業であれば、
本人が納得している以上、
まったく問題ないと思っています。

私が違和感を覚えるのは、
「周りが残っているから、自分も残る」
といった日本社会に残る空気や、
残業が常態化し、
本人の意思や家庭の事情が十分に尊重されないまま、
残業せざるを得ない場面が多く存在していること
です。

仕事の内容や努力の問題ではなく、
そもそも
残業を前提にしなければ回らない仕事の組み方
も多いと思います。

そうした状況の中で、
「やりたくない」という気持ちとは別に、
残業を選ばされてしまう人がいる。
私は、その構造に強い違和感を覚えています。


あなたの時間の価値は、もっと高い

前述しましたが、
今の若手世代、
特に20代の残業代は、
時給換算で2,000円前後になることが多いと思います。

本当はやりたいことがある。
本当は今日は帰りたい。
それでも、
業務量や周りの空気に押されて、
残業をせざるを得ない。

そうして、
やりたくもない残業をして、
自分の1時間を
2,000円に変えてしまっている。

あるいは、
「残業代が出るから、まあいいか」
と自分を納得させている。

でも、私は思います。

あなたの時間の価値は、
もっと高い。
2,000円なんかじゃない。


若い人ほど、時間の価値は高い

日本の社会構造を見ていると、
多くの職場では、
若いうちは給料が低く、
年功序列で少しずつ上がっていく、
という形がまだ主流だと思います。

一方で、
実際の現場では、
若い人のほうが多くの仕事を任され、
残業も増えやすい
という状況も、
珍しくありません。

若い人は、
まだスキルや経験が十分ではなく、
市場価値も高くない。
だから、給料や残業代が低いのは、
ある意味、仕方のないことなのかもしれません。

それでも私は、
ここに強い違和感を覚えます。

若い人ほど、
本来はいちばん時間の価値が高いはずだからです。

だからこそ、
本人の意思に反する残業や、
断れない空気の中での残業は、
単なる「大変さ」ではなく、
将来の選択肢を静かに削っていく行為だと、
私は感じています。


終わりに

今回は、
私なりの
時間の価値について書いてみました。

もちろん、
残業がいちばん自分にとって価値のある
時間の使い方だと思っている人を、
否定するつもりはありません。

仕事に打ち込みたい時期があってもいいし、
残業そのものを前向きに選んでいる人も、
いていいと思います。

ただ、
もし今、
若いうちからなんとなく残業を続けていたり、
業務量そのものが多すぎて、
残業が常態化してしまって苦しんでいる
そんな状況にいる方がいたら、
一度、自分の時間の価値について、
立ち止まって考えてみてほしいなと思います

その時間で、
何かを成し遂げなければいけない、
という話ではありません。

何もしなくてもいいし、
ゆっくりしてもいい。
考え事をしてもいいし、
好きなことをしてもいい。

ただ、
そうやって過ごす時間のほうが、
2,000円と引き換えにするには、
あまりにも大切な時間
だと、
私は思っています。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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「面白かった」
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