こんにちは、おがれもんです。
今回は「日本に投資が根付かなかった理由」というテーマで書いていきます。
最近でこそ新NISAがテレビで取り上げられたり、自分の周りでも口座を開く人が増えてきたりと、少しずつ変わってきた実感があります。
ただ、実際に投資をしている人の割合はまだ約24%。つまり4人に3人はやっていない計算で、どちらかといえばマイノリティの選択です。
自分の親もそうです。投資の話をすると「自分はいいや」とか「昔損したから」という反応が返ってきます。
ギャンブルのような印象が、まだ根強く残っているように感じます。
なぜ日本ではここまで投資が広がらなかったのか。
その背景を、できるだけ丁寧に整理してみたいと思います。
日本人が投資より貯金を選んだ理由
投資の基本的な考え方は、「自国の経済成長に乗る」というものです。
たとえばアメリカでは、これが長い時間をかけて機能してきました。
S&P500(米国主要500社の株価指数)への長期投資は年平均リターンが約10%とされており、1990年代に投資したお金は複利の効果で約17〜18倍になっている計算です。
ヨーロッパや新興国でも、長期では経済成長と株式市場はおおむね連動してきました。
ところが、日本はまったく違う道を歩みました。
バブル期以前、日本では銀行の定期預金金利が年7%を超える時代がありました。
銀行に預けているだけでお金が増えていたわけで、そもそも投資という選択肢が必要なかった。
その時代に「貯金が正解」という文化が根付いたのは、ごく自然なことです。
それでも1990年代末にネット証券が登場し、手数料も下がったことで、少しずつ投資が身近になり始めました。
ところがちょうどそのタイミングで、2008年のリーマンショックが直撃します。
投資を始めかけた人たちが大きな損失を経験し、「やっぱり貯金が一番」という意識が改めて強化されました。
貯金文化が定着した時代。
そこから投資へ踏み出そうとした矢先の大暴落。
この二重構造を考えると、投資文化が広がらなかったのは、ある意味タイミングが悪かったとしか言いようがありません。
親世代に残る「短期売買」のイメージ
以前、資産運用をしていると親に話したとき、最初に返ってきたのは「で、いくら儲けてるの?」という一言でした。
株は短期で売買するもの。
そういう見方が、親世代にはまだ強く残っているんだなと感じた瞬間でした。
実は自分も、資産運用を始める前は似たようなイメージを持っていました。
パソコンのモニターが何台も並び、株価の上げ下げを追い続けるような光景です。
そもそも、昔の投資はとにかく大変だった
環境面の理由もあります。
ネット証券がなかった時代、株を買うには証券会社の窓口に出向く必要がありました。
手数料は高く、分散投資には自分で複数の銘柄を調べて選ぶ手間がかかります。
個人が現代のファンドマネージャーの仕事を一人でこなすような状態で、投資は一部の人だけのものでした。
自分も地方の銀行窓口に行くだけで、それなりに面倒だと感じます。
昔はそれが当たり前で、しかも証券会社と銀行を別々に回る必要があった。
それだったら、自分もめんどくさくてやらなかったかもしれません。
でも、今は環境がまったく違う
インデックスファンドの登場と、ネット証券・ネット銀行の普及が、投資のハードルを大きく下げました。
・「日本全体」「世界全体」に自動的に分散投資できる
・手数料は年0.1%台まで低下
・口座開設から積み立て設定までスマホ一本で完結
・月数百円からの積み立てが可能
かつて一部の人が多大な労力をかけてやっていたことが、
誰でも・簡単に・低コストでできる時代になりました。
時代が変われば、合理的な選択も変わる
今回は、日本に投資文化が根付かなかった背景について書いてきました。
自分自身、数年間投資を続けてきて感じるのは、資産が増えること以上に、副次的な変化の方が大きかったということです。
お金がお金を稼いでくる感覚や、お金の使い方への意識。そういうものが少しずつ育っていく感覚は、投資を続けてよかったと思える大きな理由のひとつです。
そんな感覚を、もっと多くの人に知ってもらえたらいいなと思っています。
最近は若い世代を中心に、投資への抵抗感が薄れてきているように感じます。個人的には良い流れだなと素直に思います。
ただ、流行っているからと何も考えずに飛び込むよりは、少額から試しながら、自分のペースで少しずつ理解を深めていく方がいいと思っています。
リスクの許容度は人それぞれ違います。まずは小さく始めて、やりながら自分に合ったやり方を見つけていけばいいんじゃないかと思っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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※本記事は、筆者個人の経験・考えに基づくものであり、特定の投資行動や判断を推奨するものではありません。最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。



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