『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』要約|好き×得意×価値観で仕事は決まる

自己理解

ずっと紹介したかった一冊

ずっと紹介したいと思っていたんですが、やっとご紹介できます。

私が自己理解に興味を持つきっかけとなった、八木仁平さんの『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』です。

この本、ワークを通じて自分の「好きなこと」「得意なこと」「大事なこと」が整理されていくんですが、それが単なる自己分析で終わらなくて。自分が進むべき方向や、自分に合った仕事の選び方まで見えてくるように作られています。

こんな方にぜひ読んでほしいです。

  • 今の仕事が向いていないと感じている
  • 仕事がつまらなくて、でも何がしたいのか分からない
  • このまま定年まで過ごしていいのか、と漠然と不安がある
  • これから社会人になる

幅広くおすすめできる本です。それでは早速紹介していきます。

著者・八木仁平さんについて

著者の八木仁平さんは、自己理解という言葉を世間に浸透させた第一人者です。
早稲田大学卒業後すぐに独立し、傍から見れば十分すぎる成果を上げていたにもかかわらず、鬱状態になってしまった経験を持ちます。

そういったこれまでのネガティブな経験を糧にしながら自己理解を深め、たどり着いたのが「夢中に生きる人を増やす」というテーマです。
現在もその活動を広げられており、この本は世界8か国で累計60万部を超えるベストセラーになりました。

この本の結論|やりたいことは「3つの要素」で決まる

本書の核心はシンプルです。やりたいことは次の3つが重なる部分だという考え方です。

  • 好きなこと(どんな分野に関心があるか)
  • 得意なこと(自然とできてしまう思考・行動のクセ)
  • 大事なこと(価値観)(何を優先して生きるか)

「得意なことなんてないな」「立派な価値観なんて持っていないな」と思った方も大丈夫です。本書に書かれている質問に答えていくだけで、自分が持つこの3つが自然と見えてくるように設計されています。

そしてこの3つ、探す順番が鉄則として決まっています。「大事なこと→得意なこと→好きなこと」の順です。なぜこの順番なのかは、それぞれの中身を見ていくと分かってきます。

大事なこと|何のために働くのかを決める

大事なこととは、自分が何のために働くのか、何を大切にして生きるのかという軸のことです。ここが曖昧なまま「やりたいこと」を探しても、どれだけ候補が出てきても選べません。だから一番最初に向き合う必要があります。

本書には大事なことを掘り下げるための質問がいくつか収録されているんですが、私が特に良いと思ったのがこれです。

「今の社会に何が足りないと思いますか?」

社会への不満や問題意識って、裏返すと自分が大切にしていることそのものなんですよね。この質問、ぜひ一度紙に書き出してみてください。

得意なこと|人より優れていることではなく、自然にできること

得意なことと聞くと「特別なスキルがない」と感じる方も多いと思います。でも本書では、得意なことを人より優れていることではなく、自然とできてしまうことと定義しています。

この視点が変わるだけで、ぐっと考えやすくなります。

私が特に良いと思った本書の質問はこれです。

「最近イラッとした、または心がざわざわしたのはいつ?」

イラッとするということは、自分には自然にできることが相手にできていないから生まれる感情だと本書には書かれています。得意なことが分からなくて悩んでいる方でも、これなら具体的な場面が思い浮かびやすいはずです。

好きなこと|「何が好き」より「どこが好き」に注目する

好きなことは、皆さんそれぞれ思い浮かぶものがあると思います。ただ本書で大切にしているのは、好きなものの「どこが好きなのか」に注目するという点です。

本書では野球を例に挙げています。野球が好きだからといって、野球用具の販売が好きとは限らない。プレーすることが好きなのか、戦略を考えることが好きなのか、チームで動くことが好きなのか——そこまで掘り下げることで、本当にやりたいことが見えてきます。

また、好きなことは得意なこととセットで考えると理解が深まります。先に得意なことを洗い出しておくと、自分が好きなものの「どこが好きなのか」がより鮮明に見えてくるので、大事なこと・得意なことの順に進めてから好きなことに向き合うのが効果的です。

自己理解が固まると、選択が変わる

すべてのワークを終えて自己理解が固まると、転職を考えるときにも変化が生まれます。なんとなく嫌だったから転職、条件だけ見て転職、といった判断が少なくなり、自分の適性や方向性に合った選択肢の中から選べるようになります。自分の軸が明確になるので、どこに進むべきかが自然と見えてくるんです。

特に印象に残った2つの考え方

本書はとても分かりやすく書かれていて、紹介したい内容が多すぎて書ききれないのが正直なところです。その中から特に印象に残った2つの考え方をご紹介します。

① やりたいことを既存の職業の中で探さなくていい

子どものころから「将来なりたいものは何?」と職業名で聞かれ続けてきたせいで、やりたいことを職業の中から選ぶのが当たり前になっています。でもそれだと思考の幅がどうしても狭まってしまいます。

そうじゃなくて、自分が何を得意とし、何が好きなのかを分解して、その2つを掛け合わせてやりたいことをどう仕事にするかという観点で考える。そうすることで固定観念に縛られない選択ができるようになります。

② 過去のネガティブな経験もすべて学びに変えられる

失敗や後悔、できなかったこと、短所——これらは本書の考え方を使うと学びに変換できます。苦手なやり方で失敗したなら、次は同じ轍を踏まずに自分の得意なやり方でやるにはどうすればいいかを考える材料になります。自分の苦手を知っておくこと自体が、大きな意味を持つんです。

まとめ

今回は八木仁平さんの『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を簡単にご紹介しました。

本書の順番通りにワークを進めることで、普通に生きているだけでは気づけなかった自分の大事なことや得意なこと、好きなことに気づける本だと思います。

そしてこれは仕事の面だけではありません。趣味や日常で困難にぶつかったとき、「自分の得意なことを活かしてどう乗り越えるか」という発想が自然と出てくるようになります。仕事に悩んでいる方はもちろん、今の仕事に特に不満がない方にも、万人におすすめできる一冊だと私は思っています。

今回の記事では紹介しきれなかった要素もたくさんあって、私自身この本からたくさんの気づきをもらいました。やりたいことが分からない方も、今の仕事を続けていいのか迷っている方も、そうじゃない方も、ぜひ一度手に取ってみてほしい一冊です。

次回は、私が実際にワークをやってみてどうだったか、実践編をお届けします。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

はじめまして。おがれもんです。

公務員・準公務員として約10年勤務。30代前半、既婚。

20代後半からインデックス投資を始め、積み立て歴5年以上。コツコツ続けることで着実に資産を増やしてきました。投資の失敗や試行錯誤を経て、「特別な才能がなくても、地道に続ければ資産は作れる」と実感しています。

このブログでは、お金・働き方・自己理解の3つをテーマに、自分の経験をもとにした情報を発信しています。「もっと自分らしく、無理せず生きたい」と思っている人に向けて書いています。
猫・音楽・料理・ゲーム・漫画が好きな、ごく普通の30代です。

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